(ケロの宮流ニホンアマガエル飼育法1)
コンセプト
カエルたちにとっての理想の環境とは。
ここでは「本来の生息域の自然環境から重大な生命の危険を排除した環境」と考えます。
つまり「農薬や深い側溝の無い田圃で天敵や病害虫のいない状態」です。
これは理想ですが、家の中では実現不可能ですからケージの飼育環境に落とし込みます。
そう考えると、
1、自然界で加わる種類の刺激は管理できる範囲内で加える。
2、自然界に存在しない刺激は出来るだけ排除する。
1は具体的には、温度と空腹についてです。
@温度は年周期の変化も日周期の変化も生息環境よりは小さい範囲で与える。
A餌についても自然環境では満腹するまで食べられるときから、
冬眠時のように数ヶ月間断食する時期があるため、
飼育環境でも特に冬場は10日以上餌を与えない期間を作る。
2は光について。
B人間の居住する部屋にケージを置くと、特に夜は日没後6時間程度、照明を点けることになり、
余分な刺激になると考えられる。このため、日没後はケージを遮光する。
冬眠について
冬眠と死
冬眠させると3割程度はそのまま死んでしまうということを聞いたことがあります。
自然環境ではどの程度の生存率かは知りませんが、冬眠の難しさは湿度の管理にあるようです。
カエルですから乾燥には弱いですし、冬眠中は脱皮が出来ないために湿度の高い環境では体にカビが生えて、
それが原因で死に至ることも多いようです。
ニホンアマガエルが冬眠を始める条件は知りませんが、
真冬でも気温が10度〜20度の範囲で推移するケロの宮では、
活動が鈍くなることはあっても明確な冬眠には至らないようです。
暖かい日中は少し動くものとじっと寝ているように見えるものもいます。
冬眠させないと産卵しないと聞きましたが、これまでの所は当宮でも産卵には至っていません。
冬眠と寿命
冬眠は寿命とも関係する可能性があると思われます。
10年間飼育された「アマガエルとくらす」の著者の方の場合は、水槽の中で上手に冬眠させたようです。
冬眠させないで飼った方の報告で、5年ぐらいで生きたという話があります。
まだ私の知る寿命のデータが少ないので、これは推定になりますが、
生涯の代謝量(食べる量にほぼ等しい)が一定と考えると上手く説明できそうに思います。
一年中25度以上を保って餌を食べるだけ与えるような飼い方だと、短命になりそうに思います。
冬眠と寿命に関しては
冬眠させる>現状のケロの宮流>年中高温
となるだろうと、予想しています。
今後、手間も金もあまりかけずに上手に冬眠させる方法を考えてみようと思っています。
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